Ha-Hz
◆ham
amateur radio / amateur radio operator
アマチュア無線またはアマチュア無線家の通称。「ハム」という言葉の由来については本書の「知られざるハム語の由来★史実と神話」を参照。

◆HB9CV
HB9CV
2エレメントを基本形とする八木アンテナの一種。各エレメントに位相差をつけて給電することで高い利得と広い周波数帯域を得ている。考案者のアマチュア無線家であるHB9CV局長(スイス)に由来する。

◆Heath
Heath
「ヒース・キット」(Heathkit)で名高い米国のアマチュア無線機器メーカー。映画「オーロラの彼方に」で用いられていた無線機もヒース製だった。

HF帯(10-80m)のハイパワー機、SB-220

◆Hertz
Heinrich Rudolf Hertz
無線通信の基礎を築いたドイツの物理学者のハインリッヒ・ルドルフ・ヘルツ(1857〜1894)。1885年に独カールスルーエ工科大学の教授となり、1888年に2つの電極の間に高電圧の交流を流して火花を飛ばせて電磁波を発生させる実験に成功。これにより電磁波の存在を明らかにした。イタリア人のマルコーニは、このヘルツの実験に刺激されて無線電信の実用化と商業化に至った。
故人をしのぶ。


by The Rock Radio Experience England

◆HF
high frequency
波長の短い電波を表す略号。波長100m〜10m、3MHz〜30MHzの電波帯。電離層(特にF層)の反射で遠距離(DX)へと伝わるため、小電力で海外と国際通信を楽しむことができる。HFを短波(short wave)と同義語で使う人が多い。

◆Honor Roll
DXCC Honor Roll / DXCCHR
DXCCなどの「オナー・ロール」のこと。「オナー・ロール」を参照。

◆HPF
High Pass Filter
「高域通過濾波器」(ハイパス・フィルタ)を表す略号。電気信号の周波数成分の中から高い周波数だけを通過させるフィルタ回路。低い周波数の信号はほとんど通さない。

◆HR
Honor Roll
DXCCなどの「オナー・ロール」の略称。「オナー・ロール」を参照。

◆HS-CW
High Speed-CW
モールス符号による「高速CW通信」のこと。コンピュータを用いてマイクジャックから2kHzのトーンを送り込んでSSBモードで送信する。普通のCW交信のスピードは15WPM程度だが、HS-CWモードでは800WPM、超高速HS-CWでは1,200WPM/1,600WPMである。受信後の解読はコンピュータを用いる。これは人間がリアルタイムで解読できるスピードではないため(ジェット戦闘機が通り過ぎるような音である)。サウンド機能を応用したソフトウェアを使ってCWのスピードを人間が解読できるスピードに落とすか、短点と長点をモニタ画面に表示して解読する。Windowsに標準添付されているアクセサリソフトのサウンドレコーダーの「速度を下げる」(スロー再生機能)を使って解読している愛好家もいる。日本では一部の愛好家たちが144MHzと50MHzでHS-CWモードによる通信がおこなっている。欧米では1980年ごろから愛好家が現れ、現在では主に144MHz(144.100MHz ± 2kHz)でHS-CWモードによる流星散乱通信(MS:Meteor Scatter communication)を楽しんでいる。いずれも、必ずしも流星群の出現を待たずにHS-CWモードによるDX通信をしているのが現状。欧米では交信グリッドの数を競うグリッド・ハンティングや、HS-CWのコンテストが盛んである。KM5PO(以前はKD5BUR)の「流星散乱を経由する高速CW通信」(High Speed C.W. via Meteor Scatter)にHS-CWの知識が掲載されている。

◆hum
hum / hum noise
「ハム」「ハム音」「ハムノイズ」ともいう。「ブ〜ン」という連続的な低周波の雑音。主に家庭用のAC電源から紛れ込むが、この場合は50Hz〜60Hzのハム音として聞こえる。

◆Hz
hertz
「ヘルツ」を表す略号。電磁波や振動や音波などの周波数の単位。たとえば1秒間に10回振動する波動は、10Hzの波動速度または10Hzの周波数と表現される。1,000倍するたびにkHz、MHz、GHzなどと表現する。


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