Ra-Rz
◆R
Received as transmitted
受信に成功したときに「了解」の意味で打つモールス符号 「・−・」。

◆R
Resistance / Resistor
レジスタンス。抵抗器。

◆radiation
radiation
「ラジエーション」。(電波などの)放射、輻射。指向性アンテナの指向性パターンは「radiation pattern」という。

◆radio
radio
「無線通信」「無線電信」「無線電話」「ラジオ」という意味。アマチュア無線は英語で「amateur radio」という。相対性理論を確立した米国の物理学者アインシュタインは「無線で通信できるなんて不思議」と聞かれるたびに「有線電信は胴体がもの凄く長いオス猫のようなもの、ニューヨークで猫の尻尾をグイと引っ張ると、ロサンゼルスで猫はニャーと鳴く。無線通信も全く同じで、違いと言えば猫がいないことだけだ」と答えていたという。

◆Radio Sputnik
Radio Sputnik
旧ソ連(1991年12月に崩壊)の低軌道アマチュア衛星のシリーズ名。1978年10月26日、旧ソ連としては初めてアマチュア衛星「RS-1,RS-2」の同時打ち上げに成功した。その後も1981年にアマチュア衛星「RS-3〜RS-8」(Radio Sputnik 3〜8)の打ち上げに成功した。1987年6月23日には「RS10,RS11」の打ち上げに成功した。2007年10月現在、連番はRS-18(Sputnik-41) までとなっており、その後はISKRA-2とISKRA-3と名付けられている。

RS-10

◆RAM
random acess memory
任意の位置から随時、読み出しと書き込みができるICメモリーの一種。「ラム」と読む。RAMの記憶場所には番地(アドレス)が付いており、どの位置の記憶データでも呼び出すことができる。コンピュータのメインメモリーはRAMである。ディスプレイの文字や画像を表示するためのデータを保持するVRAM(ブイラムまたはビデオラム)もRAMの一種。対語はROM

◆RAST
-
タイ・アマチュア無線連盟の略称。RASTのカムチャイ会長(HS1WR)は親日家としてし知られたが、1982年にサイレントキーに。

◆RBBS
Radio Bulletin Board System
インターネット上の電子掲示板システム(BBS)をハムのパケット無線で楽しむシステム。「BBS」「アマチュア・パケット無線」を参照。

◆RCAジャック
RCA jack
オーディオ信号の入出力に用いられるジャック。別名、ピンジャック。

◆RDF
Radio Direction Finding
「ラジオ・ディレクション・ファインディング」(無線方向探知)。アマチュア無線では世界中でRDFの技術を競うフォックス・ハンティングやフォックス・テーリングの協議会が定期的に開催されていて、広い範囲のどこかに隠された一つまたは複数の発信源を、携帯型の指向性アンテナと受信機を頼りに探し出す。ARDF(Amateur Radio Direction Finding)ともいう。世界中にRDFの関連団体がある。

◆RF
radio frequency
「無線周波数」。「高周波」の一種。「高周波」を参照。

◆RIT
Receiving Incremental Tuning
電話通信のSSBを受信しているとき、受信周波数が同調点から少しずれただけで音声が「もがもが」と歪んで聴き取りにくくなるが、メインダイヤルで受信周波数を合わせると送信周波数も変わってしまう。このため受信周波数だけを微調整できるクラリファイヤ回路と直結したクラリファイヤのツマミで微調整して音声の明瞭さを得る。伝統的に八重洲無線が「クラリファイヤ」と呼んできたが、ケンウッドとアイコムはRIT(Receiving Incremental Tuning :リット)と呼ぶ。ケンウッド機とアイコム機ではRITのツマミを回して受信周波数を微調整する。同様に送信周波数回路を微調整する回路はXIT(Transmission Incremental Tuning)と呼ばれている。HF帯のリグでは0.01kHzの単位で微調整できるRITツマミが搭載されているのが普通である。トランシーバではRIT機能とXIT機能は同一のツマミで調整できるのが普通である(受信周波数と送信周波数の整合性をとるため)。

◆ROM
read-only memory
コンピューターでRAMとともに用いられ、記憶内容を書き換えることができない読み出し専用メモリー。「ロム」と読む。電源を切断しても記憶内容は消えない。コンピュータシステムの制御プログラムが記録される。製造工場で記憶内容が書き込まれるタイプ、量産向きのマスクROM、ユーザー側で電気的に内容を書き込めるPROM、消去/書き換え可能(ゲームソフト自動販売機もこの一種)なEPROM(Erasable and Programmable ROM)などがある。

◆RR
Radio Regulations
通信衛星の利用方法や無線局の運用方法などの国際ルールである「無線通信規則」の略称。RRの改訂は「世界無線通信会議」(WRC:World Radiocommunication Conference)がおこなう。「世界無線通信会議」は「国際電気通信連合」(ITU)のITU-R(無線通信部門)に属す国際機関である。

◆RS-1
Radio Sputnik 1
旧ソ連(1991年12月に崩壊)の低軌道アマチュア衛星の1号機。1978年10月26日、旧ソ連としては初めてアマチュア衛星「RS-1,RS-2」の同時打ち上げに成功した。その後も1981年にアマチュア衛星「RS-3〜RS-8」(Radio Sputnik 3〜8)の打ち上げに成功した。1987年6月23日には「RS10,RS11」の打ち上げに成功した。2007年10月現在、連番はRS-18(Sputnik-41) までとなっており、その後はISKRA-2とISKRA-3と名付けられている。

RS-10

◆RS-232C
RS-232C
パソコンの通信ポートの一つ。「アールエス・ニーサンニー・シー」と読む。最高で毎秒20キロビット程度の転送速度。シリアル伝送形式。今日のパソコンにはUSBポートやLANポートが標準搭載されているが、それ以前はほとんどのパソコンにRS-232Cポートが付いていた。当時は通信用として最も汎用性があった。本来、通信モデムとコンピュータとの接続のための電気的規格である。プリンタとの接続、計測器との接続、他のパソコンとの通信用などにも広く使用されてた。ケーブルにはストレート系とクロス(またはリバース)系の2タイプがあり、パソコン同士はクロス系で、パソコンとモデムはストレート系で接続する。コネクタはD-sub25ピンと呼ばれるものにほぼ統一されている

◆RSレポート
RS report
Readability, Signal strength(了解度、信号強度)の評価。受信者が相手側の信号状態を11から59(または59+)までの数値で評価し、これを交信者同士が互いにレポートする

◆RSGB
Radio Society of Great Britain
女王陛下と大英帝国の誇りをハムが担う英国アマチュア無線連盟の略称。1913年7月5日、母体の「ロンドン・ワイヤレス・クラブ」(London Wireless Club)が設立され、同年10月10日、「ワイヤレス・ソサエティ・オブ・ロンドン」(Wireless Society of London)と名称変更し、初代会長にキャンベル・スゥイントン(A.Campbell-Swinton)が就任した。そして1922年、「RSGB」と名称変更し、現在に至っている。

◆RSGBIOTA
RSGB Islands On The Air
世界的に有名なアワード「IOTA」を主催・発行している英国アマチュア無線連盟(RSGB)のIOTAアワード部門 RSGBIOTA のこと。世界には地政学的に1,200以上の島がある。 一つの島との交信を1ポイントとカウントし、こうした島々の無線局と交信すると、100ポイントごとにアワードを申請できる。IOTAアワード by JI6URUで規約や島の定義について日本語で知ることができる。「RSGB」を参照。

◆RSTレポート
RST report
Readability, Signal strength, Tone(了解度、信号強度、音質または音調)の評価。受信者が相手側の信号状態を111から599までの数値で評価し、これを交信相手同士が互いにレポートする。

◆RTTY
Radioteletype
「ラジオテレタイプ」の略称。旧来の日本の名称は「印刷無線電信」という。アマチュア無線における RTTY は、MMTTY などのソフトウェアをインストールしたパソコンの音声入出力端子にインターフェースを通じてトランシーバに接続して文字通信する。当然だが、相手局も RTTY の装置を備えている必要がある。昔の RTTY は世界中の陸海軍や大使館でテレタイプ端末(電動機械式タイプライター)をつないで通信していたが、現在ではアマチュアの愛好家たちがパソコンのキーボードとディスプレイを用いて通信している。変調方式は周波数偏移変調(FSK)がポピュラーだが、日本語の文字通信が可能な PSK31 という方式もある。

◆rubber stamp
rubber stamp
ラバースタンプ(ゴム印)のように決まりきった定形の内容の交信に対する形容詞。ラバースタンプQSOなどと表現する。特にコンテストやDXや記念局や珍局を相手にするQSOでラバースタンプが用いられる。電話でもCWでも「RS/RST」「名前」「QTH」「リグ」だけを互いに告げるのがラバースタンプQSOの典型例。逆に雑談を交わすのをラグチューという。

◆rug-chew
chew the rug
ラグチュー(雑談)。ローカル局(ご近所局)と交わすとりとめのないおしゃべりをローカル・ラグチューという。英語では「chew the rug」と言う。逆に定形内容の交信をラバースタンプという。

◆RX
Receive / Receiver
受信することを意味する略語、または受信機の略称


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